【超個人的見解】コロナ収束予想してみた

 

政府から緊急事態宣言が出され1都7県では飲食店も時短営業したり、営業停止になったりしています。首都圏では週末の自粛要請も相変わらず毎週末出されています。一体いつになったら私達はコロナを収束させ自粛オーラを払拭することができるのか個人的見解で予想してみました。超絶怒涛の個人的見解ですのでご容赦ください!

 

2020年

5月上旬 

1日あたりのコロナ患者発生率に歯止めが効き始め経済への安心感は増すものの週末の自粛要請は行われる。韓国では収束が徐々に見られ始める。中国のマスク外交に拍車がかかり益々、米中の関係悪化。

 

6月上旬 

週末の自粛要請は無くなりコロナ患者発生数も徐々に減り始め中旬にはプロ野球開幕も開幕予定になる。この頃からアフリカ大陸での感染拡大が問題視されるようになり中国の医療チームが派遣される。株価も底値であるという見方が顕著で買いの動きが活発になる。

 

7月下旬 

まだコロナ患者は出ているものの春先に比べると格段に少ない。この頃から徐々に市場にマスクが出回るようになってくる。景況感も良化し日経平均は2万円台にのる展開も見られる。

 

9月上旬 

街に活気が戻り始め多くの飲食店がほぼ元通りの営業をし、経済が回復し始める。またコロナ発生期に学んだソーシャルディスタンスや手洗いうがいなど日頃から意識できる衛生管理への危機感が根付き、この年からインフルエンザ患者も激減する。

 

10月上旬

日本で新型コロナ収束宣言が出され人々は日常生活を取り戻す。旅行に行く人も増え航空業界は復活。依然としてアフリカなどの発展途上国では感染者が出ている。日本の企業はサプライチェーンを様々な国に分散する必要性が謳われる。

 

12月下旬

流行語大賞に『アベノマスク』『外出自粛』『新型コロナ』がノミネートされる。清水寺で毎年発表される今年の漢字一字に『籠』が選ばれる。

 

こんな感じで予想しました。今年が終わる頃に読み返したいと思います!

得ることより得るための過程が美しい

 

満足な豚より不満足なソクラテス

 

こんな言葉がある。

 

私は最近ふと思うことがあったのだ。人を好きになって、デートに誘って、デートを繰り返して、告白し、付き合う、そして楽しい時があり別れがやってくる。この過程で1番楽しいのは付き合うまでのところなのではないか。そう思ったのである。

 

確かに付き合ってから楽しい事は沢山ある。しかし別れから時が経ちふと立ち返るとどう考えてもワクワクしたのは告白するより前の段階なのだ。この事は他の事象に対してもあてはまるのではないかと思う。例えば私たちは飲み物を口にするが今までの人生で最も美味しかったものはと聞かれた場合、間違いなく『部活動が終わった後に自販機で買ったスプライト』であると断言できる。これは部活動で汗を流して喉の渇きが満たされない状態に置かれて過酷な練習に耐えなくという前戯があって実現される状態なのだ。単に休日の昼間にジャンプと一緒に買ったスプライトとはわけが違うのである。やはりここでも満たされない状態を経験して、最高の一杯になったのだ。

 

満たされるのは簡単。だが満たされないが最も私達を育ててくれる。そう感じるのだ。

 

快楽を満たすのは一瞬だ。その時は最高の気分だしそんな時もあっていい。だけど満たされない状態というものの素晴らしさやそれが如何に最高のものを作り上げるのかを私達は認識して生活するだけで凄く幸せになれると思う。

 

私は不満足なソクラテス状態を楽しいと思える人生にしたい。

 

 

ビルゲイツ『天才の頭の中』を鑑賞

 

驚いた事(備忘録)

・1つの分野について少なくとも5冊を読む

・ポリオはナイジェリアでみるみるうちに減少し、ほぼ駆逐に成功したと思った矢先、テロリストの刑務所への襲撃によりボコ・ハラムの脱獄を許してしまいポリオ撲滅が遠かった

・I'm very optimistic 

・絶対に放射能漏れしない原子力発電を作る。福島第1原発計算尺時代のもの方、設計上の問題点もあった。

原子力発電では数千人が関連死亡する中、火力発電は毎年80万人もの人間の命が失われている。

・失敗したら一歩下がる。客観的に見て俯瞰する事が出来るのは人間のアドバンテージ。

 

 

チャレンジし続ける理由

発展途上国の衛生状態を改善すべくトイレを設置する』『ポリオという小児麻痺を撲滅する』『放射能漏れを絶対しない原子力発電をつくる』という一見無謀に思えるこれらをビルはなぜ実現したいのか?

 

 

Optimization(最適化)

 

 

 

これが彼の答えです。私の予想とは裏腹でした。

 

発展途上国の子供が健やかに成長できる環境を作る』という類の回答かと思いきやとてつもなく意表を突かれました。最適化です。最適化という言葉を使っているという事はビルの頭の中には、世の中の最適な状態が既にイメージされてるというわけです。私は日常の中で最適化というワードを使うことはほとんどありません。おそらくそれはどの様な状態が最適であるかを考えていない事の現れかも知れないと思いました。ここに私とビルの視点の違いがあるのだなと気付かされ、非常に驚かされました。

 

日本の大企業経営者は口を揃えて、『最終的には社会貢献に繋げて人々を笑顔にしたい』という旨を謳っていますが、より本質的には最適な状態にしたいというべきなのかもしれません。ビルはその最適化に人の感動は必要ないと言っています。これが私たちがビルゲイツに成り得ない理由だなと感じました。最適化するために発展途上国の衛生状態を良くしていこうと考える人はビル以外に居ないと思います。

ビルを突き動かすのが最適化でしたが、私たち一人一人その根元にある自分を突き動かす動機は違うのかもしれないと思い、それが何かということを自分自身で認識出来たら強いなと思いました。

 

 

 

『フェルマーの最終定理』を読んで本当に感動した

 

 

数学はすごい!文系の私にとってこれは革新的な本でした。数学への見方を根本的に変えてくれた。今まで化学、物理をするための基礎的な道具としか思っていなかった数学がこんなにも人々に感動を与える学問だとは思ってなかったのです。

 

本著ではワイルズフェルマーの最終定理を証明するに至った理論がどのような人のどのような歴史により生まれたかという歴史が描かれ、数学者たちが苦悩してきた命題について詳しく描かれています。理系でなく数学の知識が乏しい私でも楽しめるようなストーリー性重視の内容で作者の脚本能力がしみじみとと伝わってきました。著作の中で印象的だった言葉を引用しようと思ったのですが毎ページ名言のような素晴らしい言葉が散らばっていて選ぶ事が難しいです。

 

定理は、ある予想がどの条件下においても成立し今後一生覆ることのない事実として後世の人々が使用できる道具になるということをこの著書の中で知りました。ワイルズフェルマーの最終定理を証明するにも数多の先人達が確立した定理を使用しています。そうした定理の数々がどの様な人のどのような歴史で紡がれてきたのかという情報も本著では細部まで描かれており、かといって数学的すぎず私の様なガッツリ文系人間にも楽しめるようなストーリー構成に仕上げられています。その歴史を片っ端から解説していくことで如何にワイルズが先人たちの知恵を借りたのかという事がよく分かります。17世紀の数学者の知識が21世紀では小学生誰しもが知っている知識という文章があり、勉学というものが歴史の積み重ねで発展していくという事が身にしみて理解出来ました。

 

フェルマーの最終定理というロマンがどういう経緯で紐解かれていったのか知る事ができて満足です。

 

 

 

フェルマーの最終定理 (新潮文庫)

フェルマーの最終定理 (新潮文庫)

 

 

 

『死の淵を見た男』を読んで

 

 

福島第1原発事故について意外に知ってることが少ない。そう思って読み始めました。

 

読む前に知っていた事といえば

  • 高線量の放射能が漏れた
  • 津波により設備が破壊された
  • 一連の事故で死者が出た
  • 東京電力がエグいことになった
  •  

このぐらいですね。恥ずかしいぐらいなんにも知りませんでしたね。

 

読み終わって新しく知った驚くべき事実としては

  • 事故直後に菅総理が訪れ自衛隊の作業に多少の支障をきたしたこと(過度な政府の介入)
  • 津波により若い2人の命が失われた事
  • 吉田所長が事故から2年半ほどで亡くなったこと
  • 事故発生後に逃げ出さずに多くの作業員が自らの意思で原発に残り冷却の作業をしたこと
  • 原発事故では、停止→冷却→封じ込めの3段階の作業が重要になること
  • 事故発生直後はチェルノブイリの10倍の被害規模になる事が想定されていた(東電社員の必死の冷却作業で免れた)

ということである。

 

 

福島第1原発の事故をノンフィクションで描いた今作品。著者門田さんの徹底的な調査により福島第1原発事故の全てが克明に描かれています。当時東電の社員吉田さん、伊沢さんを中心とした物語構成になっており様々な人の証言に基づいた嘘偽りの無い話になってます。

 

放射能の中、原発に残って命を顧みずに作業に当たった人々がいた事に胸を打たれました。そしてその事実を知らなかったのがとても恥ずかしくなりました。故郷、この国を命がけで守ろうとした人々はもっと称賛されるべきはずであると思いました。しかしそれを引き起こしたのもまた東電自身でありなんとも言えないですね。彼らが事故現場から決して逃げる事をしなかったのはなぜなのだろうと誰もが思うはずです。誰しも自分の命が惜しいし守るべき家族、心配してくれる親がいるわけで、その状況において作業に取り組むと言うのは筆舌に尽くしがたい使命感というものがあったと思います。この使命感こそ日本人の美徳なのでは無いかと感じました。

 

あれから

東日本大震災から9年が経過しました。当時は小学生で震災が起きたときインフルエンザを患い家でモンスターハンターでドスフロギィを狩猟している最中でした。それぐらいあの瞬間は覚えています。あの時感じた恐怖心や家族の安否を心配したことを決して忘れる事はないでしょう。あれから成長して私もこブログ書くほどに大きくなりました。

 

 

いま思うこと

現在日本のエネルギーは大部分を火力発電によって賄っています。それは福島第1原発の事故もその一因になっています。フランスではこの事故以来原子力発電所が廃止される事まで決まりました。放射能が人体に与える影響を鑑みると原子力発電所を推進する潮流は時代錯誤な印象を受けます。日本でもここから先は原子力発電に頼らずに、かといって火力発電という環境への悪影響の大きなエネルギーに頼る事なく発電ソースを模索していく必要性があります。今のところ再生可能エネルギーとして太陽光発電が期待されて投資家も注目で、各地に設置が始まっています。しかしそこで新たな問題も生じてきています。例えばソーラーパネルを設置した事で土砂崩れが発生しやすい状況になり現地住民から非難の声が上がるなどといった新たな問題を誘発しているのです。太陽光発電は単に再生可能エネルギーとしての素晴らしい役目を果たすだろう!という印象を幼い頃からの教育で受けてきましたが改めて考え直さなくてはならないと思います。私自身はエネルギーに精通している訳でもないので、新たなエネルギーソースを開発できるわけではありませんが常に情報を取り入れて社会に良い影響を与えるべく発信したりして貢献していければ良いなと思います。

 

 

死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発 (角川文庫)
 

 

 

『ひとはなぜ戦争をするのか』を読んで戦争は無くなると思った

 

この本はアインシュタインフロイトに手紙を送り、ひとはなぜ戦争をするのかというテーマで論じたものが前半で、後半は2人の日本人が前半の内容を解説していく構成です。

 

アインシュタインのアイデア

戦争を確実に防ごうと思えば、皆が一致協力して強大な中央集権的な権力を作り上げ、何か利害の対立が起きたときにはこの権力に裁定を委ねるべきなのです。それしか道がないのです。

 

アインシュタインの主張は極めて理想論という印象を感じざるを得ません。こうなったらベストだけどこうなるのは厳しいよねという意見であると思います。アインシュタインが生きた時代には国際連盟が存在し、現在では国際連合へ変化し前者に比べれば限りなく中央集権的な権力となり得たと考えられます。しかし戦争を無くすというレベルの話になるとこの組織はまだまだ未熟と言わざるを得ませんよね。

 

フロイトのアイデア

心理学的な側面から眺めてみた場合、文化が生み出すもっとも顕著な現象は二つです。一つは、知性を強めること。力が増した欲動をコントロールし始めます。二つ目は攻撃本能を内に向けること。好都合な面も危険な面も含め、攻撃欲動が内に向かっていくのです。

 

文化の発展を促せば、戦争の終焉へ向けて歩み出す事ができる

 

つまりフロイトは大衆に文化が根差すと帰属意識や隣人への愛を育む事ができ、知性も育んでいく事ができるので結果として攻撃欲動が外へ向くことが無くなると主張しています。

 

まとめ

アインシュタインフロイト両者の、意見を読んでより現実的なものはフロイトのものであると感じました。アインシュタインの指している中央集権的な権力は現在でいうところの国際連合を指していると思いますが、国連は果たして各国を動かす力を持っているでしょうか。各国が母国の国益を求めて動いている現状を鑑みて少しこれは難しいと感じます。トランプ大統領ナショナリズムに基づく保護主義を謳っている中で国連に権力を委ねるのはどう考えてもあり得ません。一方でフロイトの意見は現実的ではありますが、一朝一夕に地球上のすべての人々が一定数の文化に属して更にはその文化同士が尊重し合うのは無理です。まずは発展途上国貧困問題に目を向けない限りは文化の醸成並びに文化の尊重を誰しもが出来るようになるのは不可能です。貧困国と言われる国でも全ての子供が教育受ける事ができるようにしたいと感じます。

 

 

 

 

 

『有頂天家族』を読んで

 

 

『夜は短し歩けよ』以来で久々に森見登美彦作品に手を出しました。

 

ヒジョーーーに感動しました!物語そのものも感動の対象でしたがそれ以上に森見登美彦のストーリー構成のうまさが存分に発揮されている作品です。全ての伏線が回収されていく様が綺麗です。プロの伏線回収人かよ!

 

結末が爽快でした。あーもう無理だと思ったところから一気に下鴨家の反逆シーンは気持ち良かったです。ディズニーシーのショー『ファンタズミック』の軽快な曲調に変わってアースラーがやられていくシーンを彷彿とさせました。あんなに気持ちいいシーンありますか?いいえありません。

 

まぁこれは読み終わってから気づいたんですがもしかしたら本で見るより映画版で見た方が臨場感もあって面白かったのではないかという事です。地上波で放送があったらぜひ見てみたいと、思いますが。

 

 

↓こちらが文庫版

有頂天家族 (幻冬舎文庫)

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↓こちらがDVD版

有頂天家族 Blu-ray Box

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  • 発売日: 2017/03/24
  • メディア: Blu-ray