【感想】『臆病者のための億万長者入門』を読んで

 

非常に興味深い内容でした。



著者の中のいくつか素晴らしい言葉があったのでそれを紹介していきたいと思います。

 

リテラシーの高い人は、「誰も未来を知る事は出来ない」と言う真理を前提に資産運用を考える。

 

金融機関が勧誘するようなウマい話感のあるものは全て疑いを持ってかかる必要がある。

 

なぜなら本当に儲かる話だったらあえて他人に教える必要があるのか??という疑問が浮かぶからです。

 

 

不動産投資のノウハウというのは、結局のところ「いかにしてインサイダーになるか」ということに尽きるのだ。

 

株式投資がオープンで専門家と個人投資家情報格差が生じにくくいわるゆ素人でも勝てる市場だと言える。

一方で不動産投資は、非常にクローズな市場でありネットから得られる不動産情報にろくなものはないと言われる程である。

不動産関係への人脈が乏しい人には不動産投資に勝ち目はないのかも知れない。

 

近年は、市場を複雑系だとする見方が有力になっている。複雑系のネットワークで起きることは原理的に予測不可能だから、これが正しいとすると経済予測の類は全て無意味ということになる。

 

株式市場は決して理論で説明するのは不可能で何故なら人間の感情が動かしているものだからという考察を筆者はしていました。

 

AIで株価の値動きを読んで取引したら最強だろうなと思ってましたが、それは無理かもしれないとこの部分を読んで思いました。

 

かと言って経済ジャーナリストやアナリストなど全て存在意義が無いかというとそうでもない気がしますが上手く言葉にできません。

 

 

臆病者のための億万長者入門 (文春新書)

臆病者のための億万長者入門 (文春新書)

  • 作者:橘 玲
  • 発売日: 2014/05/20
  • メディア: 新書