【感想】『日本なぜアジアの国々から愛されるのか』を読んで

 

この本は日本という国がアジア諸国から憎まれ嫌われているという教育を幼い頃から受けた著者が、実際にミャンマーラオスパラオスリランカなどのいわゆる後進国と呼ばれる地域に足を運び、決して日本が憎悪の対象になっているわけでなくむしろ尊敬されているのだと気付き、前向きに日本を捉える事で母国愛が強くなっていったプロセスやエピソードが描かれています。

 

日本人の勤勉さ、真面目さ、誠実さは東南アジアの諸国から敬意を持って語られる。そんな体験を通して著者は更に日本の近現代史を学び正しい歴史解釈を基に日本の素晴らしい点を列挙しています。後半では自衛隊の存在に大変感謝し、敬意を払っている事が書かれています。また昭和天皇の戦後GHQへの自国で起こった事への責任のこもった発言や日本各地を巡幸したことがいかに凄いことかということも語っています。

 

こうした著者の意見は一般的に右翼、ネトウヨと呼ばれるジャンルに属するのではないかと思いましたがそもそも右翼、左翼という分類分け自体が他者の意見への誹謗中傷をするためだけに生まれた排他的な意味合いしか持たない言葉なのではないかと考えさせられました。なぜなら著者は単に日本という国を愛していると主張をしていて、日本が好きという軸をブレずに持っているだけで右翼という呼称になってしまうのは少し違和感を覚えたからです。

 

 

まとめ

あらためて右翼、左翼という言葉が必要になった背景を知りたいと思った。他の世界の国々へ足を運んで日本の良さを発見していきたいと思います!