【感想】『日航123便墜落の新事実』を読んで

 

日航123便墜落の発生当時まだ私は生まれてすらいなかった。

 

この本を読む以前に1度日本航空の安全啓発センターに足を運んだことがあったため事故の概要については知っていた。しかしそれらは日本航空視点の史実であり著者の青山透子さんのようなフェアな視点から見たものとは違っていた。

 

ファントム2機がジャンボを追っていた

ジャンボの機体下面にオレンジ色の楕円模様があっあ

墜落後の現場からはジェット燃料が引火した匂いとは到底思えない匂いが残っていた。

 

など一般に事故原因として考えられているボーイングによる圧力隔壁の整備不良とは思えないような目撃情報の数々があった。

 

安全啓発センターに行った際には特に疑問を感じることなく日本航空の見解はうまく辻褄があっていた。しかし、著者の中に出てくる上野村の住民の証言を加味すると説明がつかないようなところが出てくる。

 

日航123便が事故でなく事件であるということが世間に知れるのはかなり未来の話になると思う。なぜならその真実を知られることによって不都合を被る人が多いからである。

 

私はこの本で得られたものとして知識を蓄え、自ら考えていく力をつける必要があるという事です。つまりマスコミやテレビから得られた情報はあくまで他者から与えられる情報であるということを認識して、自分の目で確かめたものを信じる。これがおそらく著者の最も伝えたかったメッセージだと考えます。

 

ただ私たちの目に見えるものが全てではなく誰かの欲望の為に事実が隠されている可能性があるという事を全ての事象に関して念頭において議論していかなければならないと思います。